吉永小百合の魅力とは

吉永小百合さんというと、日本を代表する大女優さんだ。筆者は世代ではないものの、彼女の名前だけなら知っている、それは例え吉永さんが出演している映画作品を見たことがない人であってもだ。国民的女優であるのに高嶺の花であり続ける吉永小百合さん、その魅力は何処にあるのか、このサイトはそんな吉永小百合さんについて考察していきます。

おとうと

ある姉弟の物語

姉弟には仲良くしてもらいたい、そう考えている親は多い。だが全ての肉親が仲良く出来るわけではない、親族だろうと1人の独立した個である以上は互いに理解し合えなければ歩み寄れもしない。吉永小百合さんはそんなとある姉弟の、親族たちから何かと問題視されてほとんどの関係者から絶縁を突きつけられている弟との関係を描いた作品で主演をしている。2010年に公開された『おとうと』では、吉永小百合さんは相手役として笑福亭鶴瓶と共演している。ちなみにだが、ふしぎな岬の物語においても共演しているのだが、意外と親交が深いこともファンの間では有名な話です。

そんなプライベートでも仲がいいと言われる吉永小百合さんと鶴瓶さんが出演した今作はどのような内容なのか、概要から触れていこう。

作品概要

今作の特徴は現代劇、何処かで見かけたことのあるとある姉弟を主軸にして展開する物語となっている。筆者にも上の家族はいるので見ていると、有り得る話だからシュールさも混ざっている。なにせ今作での鶴瓶さんはとにかく吉永小百合さん演じる姉の幸せをぶち壊し、挙句の果てには庇ってくれていた姉からも見放されてしまうという展開になるからだ。最初はしょうがないだろうと思っていたが、それでも見捨てきれない弟を探していると、衝撃の真実が明らかになるのだった。

ラストはかなり泣かせられる展開となっているので、詳しいネタバレは避けながらあらすじを紹介していこう。

あらすじ

とある街の商店街で薬局を営んでいる吟子は、もうじき一人娘である小春が結婚を迎えようとしていた。夫を早くに亡くしたこともあって女手一つで育てた娘の門出を義母とともに楽しみにしていた。迎えた結婚式当日、順調に営まれる結婚式に突如として現れたのは、吟子の弟の鉄郎が来たのだ。以前吟子の夫の十三回忌で酒を飲んで大暴れしたことから親族たちから忌み嫌われ、吟子も音信不通になっていたのだが、どこかで耳にして現れたという。

来てしまったものはしょうがない、吟子の兄から酒は飲むなと注意されるも我慢しきれず飲酒してしまい、あろうことか姪の記念すべき日をぶち壊してしまうのだった。これにより後日、小春は離婚の憂き目にあってしまい、親族たちも鉄郎と絶縁するとして宣言した

しかしそれでも弟を見捨てきれなかった吟子は出戻りの小春を暖かく迎え入れ、再度三人での生活を過ごすのだった。戻ってきた日常の中で、ある時鉄郎の恋人という女性からお金を貸して欲しいという直筆でサインされた借用書を持ってやってくる。それを信じてなけなしの預金を全額手渡すが、後日にて鉄郎から告げられた真実にさすがの吟子もついに、彼と絶縁だと告げた。

最後まで悪態をついて去っていった鉄郎だったが、それでも弟のことが気がかりで誰に知られること無く彼の消息を警察に捜索願を提出して追っていた。そんな中、ある時家に電話が入り、鉄郎が緊急入院したとの連絡を受ける。慌てて駆けつけた先、そこで吟子を待っていたのは鉄郎が既に余命いくばくの身体であるという残酷な事実を告げられるのだった。

捨てきれない、家族の絆

今作では平凡に暮らしていた主人公の下に、トラブルメーカーである弟が度々やってきては幸せを全て壊していくという、本当にありそうな話が展開されている。悪びれもせず、自分のことしか考えられない弟の悪態に親族たちはこぞって縁を切るというが、それでも姉は見捨てられなかった。

けれどそれもお金の切れ目が縁の切れ目といわんばかりに堪忍袋の尾が切れてしまう。それからまたいつもどおりの幸せな日常を過ごしていたが、やはり忘れられない、心配になる1人の弟の行方を追っていた矢先に彼の実情を告げられて絶望する。

残された時間で何が出来るのか、それを考えさせられる作品となっています。

名演技が光ります

今作では吉永さんと鶴瓶さんの演技は本当に涙が誘われる。最初こそろくでなしでしか見えないが、やがて明らかになる病気をおして精一杯生きる姿は、病気に抗っていたのではないかと言えるシーンが多く見られる。

公開された2010年当時は感動巨編と呼ばれるだけあって、公開から2週目で興行収入10億円を突破し、最終的に今映画を視聴した人は100万人を超えるだけの人気作になったという。興行収入も最終的に20億円を突破し、映画としては間違いなく成功した一例と言える一品だ。

吉永小百合さんが見せる演技、そしてこの方を中心として描かれる家族の絆に酔いしれて貰いたい。

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